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ピンチの町工場。一方的なキャンセルをした”元”お取引先に返した言葉とは?

  1. ※これは、知り合いの町工場の社長さんのホントにあった話。わかりやすいように自分の体験のように書いていることと、会社や個人を特定されないよう、一部の情報は事実と異なることをご理解ください。

 

このたび、Twitterがバズりました。※詳しくはコチラ→https://twitter.com/shakunone/status/1524862227496505344?s=20&t=08kH2iOkerMZbWtGtFMWVQ

 

少し悲しく、腹立たしい部分もあるかもしれません。一方で、「ビジネスとしてそれは当然だ。」と感じられる方もいらっしゃるかもしれません。一方的な目線で書いているように受け取られるかもしれませんが、僕も岡山で小さな縫製工場の3代目として働いています。それもあり、現場サイドでのお声を聞くことも多々あります。当然、立場が変われば見える景色や考え方も変わると思いますが、あくまで”僕たち町工場の職人目線”から、このブログは書かせていただきます。決して、海外で作るもの=悪として書いているものではありません。ご理解の上、お読みください。

 

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一方的で突然の取引停止。

3年ほど前の出来事です。田舎にある従業員20名くらいの町工場。高い技術力を持った会社で、長年、業界の縁の下の力持ちとして、そして地域の雇用を守ってきました。お取引先様とのトラブルもなく、良好な関係性を築いていました。しかし、どんなところにも曲者はいるものです。直近の1年ほど、「材料の値上げもきついし、工場の工賃を下げないとやってけないよ。」と、度重なる値下げの交渉がありました。ただ、材料が上がっているのも、固定費が高騰しているのもお互い様です。それも説明をした上で、値下げの交渉を断り続けていました。

 

しかし、ある日。1本の電話がかかってきました。
「今後はコストの安い海外でつくることにしたよ。もう高い日本製はいらないから。このあいだ出した注文もキャンセルね。」と、突然の取引停止宣言。あまりに急で一方的。見込んでいた受注もほぼ0になりました。他のお得意先様からのお仕事も当然あるのですが、直近で大量の注文をしていたのがこの会社で、それが0になることは、生産計画にも資金繰りにも直接的なダメージがあります。「それはあまりにもヒドイじゃないですか!」と言った時の答えが、「コストのお願いしたけど無理だったし、ウチからの仕事がなくなったら困るのわかってて要求を飲まなかったのは、そっちでしょ。」と、相手にしてく入れません。あわてて他のお取引さんに連絡をし、あたらしい仕事をさがし、頭をさげ、銀行や親戚からもお金をかき集め、創業以来の大大大ピンチを首の皮一枚でしのぎました。

月日が流れた今年4月。上海がロックダウン。その時、TELが鳴りました。

 

 

商売にならない。なんとかしてよ。

電話の相手は、まさかの”元”お取引先でした。受話器を持つ握力がグッと倍増するくらい心臓が湧きました。声を聞くのも心臓がワクンとするくらい、コワイような悔しいような気持ち。何を言われるのかと構えているとまさかの言葉。

「上海がロックダウンしてモノが作れず商売にならなくて困ってるんだよ。急遽、日本の工場に作らせようと探してるんだけど、最近は国内の工場ってどうなってるの?たったの3年で職人がいなくなってる気がするんだけど。ま、困った時こそ”お互い様の気持ち”が大事でしょ。昔仕事をさせてあげてた恩は忘れてないでしょ?ウチの仕事、優先してやってもらえる…よね?」

開いた口が塞がらないとはこのこと。大きく深呼吸し、すこしの沈黙のあと。しっかりと回答をしました。

 

 

超どストレートな回答。

「お断りします。3年。コロナで苦しくても、”お互い様の気持ち”を大事に、ずっと贔屓にしてくださったお客様のおかげで今があります。楽とは言えませんが、お世話になった方々から頂戴する仕事よりも優先することは、私にはありません。」
 
3年前。突然の取引停止が起きて駆けずり回ったあの時。たくさんの人に助けてもらいました。お金の面もですが、ほんとの意味で「困ったときはお互い様」と、いつも以上に仕事を回してくれたお取引先さん、「大したことはできないけど…」と言いながらも、いつもと変わらない発注をしてくださったお取引先さん、「ちょっとでも力になりたい」と、新規のお客さんを紹介してくれた人達がいました。
すこし時間がかかりましたが、その人たちと一緒に関係性を再構築し、3年前と同等以上の売り上げを確保し、従業員さんも誰1人やめてもらわずに生き延びていました。その支えもあり、潤沢な仕事を確保している。そんな時にかかってきた電話でした。ツイートのコメントや引用の中にも、「感情に流されることはよくない」「そこからビジネスにするのが腕」と言われる方もいらっしゃいますし、それもわかります。感情0でこの回答をしたわけでもないでしょう。ただ、後悔はしていない。社員にも話すと、「その判断で間違いない」と言ってもらえたそうです。生きていると好きな人ばかりと一緒にいれるわけではないし、上手くいくこともあるし、そうでないことも当然あります。ただ、商売はやっぱり『人』です。そう感じました。
 

”元”お取引先の反応

どストレートなブーメラン回答をくらった結果、かなり激高されました。
 
 
・ふざけるな!
・お互いさまって言葉の意味知ってんのか?
・今まで飯が食えたのは誰のおかげだと思ってんだ?
・業界で生きていけなくしてやるからな!
・干されても文句言うなよ!

 
様々な罵詈雑言を浴びせてきましたが、結局、「お受けしたいのは山々なのですが、先ほども申しましたとおり、”お互い様の気持ち”を大事にしてご贔屓にしてくださるお客さんのお仕事でいっぱいですので…。と、お断りをし続けました。
その後、噂話として聞いたのは、いろんな日本の工場に声をかけているものの、受けてもらえず困っているそうです。その大きな理由は「価格」にあるそうで、「困っているから中国製の価格と合わせてくれ」と、謎の要求をしているそう…。
 
まとめ
こういうことは、あり得る話だし、こうして実際に起きています。
立場上、日本でのモノづくりを大切にしたい、してほしいという気持ちはあります。ただ、今回のツイートも、このブログも「海外生産=悪」と言っているわけではありません。ビジネスですから、コストは最優先される大切なものだとは思います。ただ、こういった事態は誰一人幸せな人を生まないと思うんです。だからこそ、事実として発信をさせていただいている次第です。「たくさんの反響をもらっていますよ。」と、この話を体験した当事者の先輩に伝えたところ、こう言っていました。
 
「ぶっちゃけ、こんなのザラにあると思う。ただ、これがあたり前になっちゃいけないし、俺らも狭い視野で考えちゃいけない。”便利に使ってもらえること”と、”都合よく使われること”は、全然違う。自分がそれをちゃんと理解して、生きていかんといけんよな。いい勉強したわ。」
 
どこまでも前向きに捉えて、これからを見すえている姿に、僕も力をもらいました。
今回、様々な立場からご覧いただいているかと思いますが、この話を何かのキッカケにしてもらえれば幸いです。
 
あと、こうしてたくさんの方に知っていただく機会になったので、この機会に僕たちの仕事のことを少しだけでいいので知ってもらえると嬉しいです。よろしくお願いいたします。
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町工場の努力が必ず報われるわけではないけれど…

よく、「努力は必ず報われる」と言われます。もちろんそう信じたいですし、そう思わなければ前には進んでいけません。ただ諦めなかったからといって夢が叶うわけないんです。大人になるにつれて痛いほどわかってきますし、たぶんみんな気付いています。悔しいけど、 自分の平凡さが心底イヤになって、たくさんの人が挫けていきます。それでも引けない時がくるんです。そのときは大ぉきく深呼吸をして『諦めなかった人だけが夢を叶える』と声にだして、もう1日だけ続けてみるようにしています。その積み重ねが、いろんな素敵な出会いや経験を呼び込んでくれたし、こういった大きな一歩に繋がっているんだと思います。困ったときはお互い様と言う気持ちを胸に、人と人のステキな関係性を持ってお仕事をしていきたいですよね。

 

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